ロシア軍は6末までに戦車軍団(20戦車大隊)の編成を完了している。予備は約15万~20万と見られる。攻勢転移は、DPR/LPRで行われ、リマン~クピャンスク方向とクラマトルクス集塊方向がある。リマンはセベルスクに近いため一体的に看做される。おそらくこれらは一体の作戦空間で実施されるだろう。

アルテモフスクを占領したロシア軍は、クラマトルクス集塊にも、リマン、クピャンスクにも接近している。これから先は都市であるため、ロシア軍が前進すると大規模な戦闘になる。作戦として実施しても押して行っても結果は変わらない。ウクライナ軍も全力で戦うことになる。ロシア軍の戦略は一貫して変わっていないが、戦力は大きく拡充された。人員、装備、弾薬生産の増加が著しい。

平原での戦闘はロシア軍の圧倒的優勢にあり、それはザポリージャ戦線の3日の損失比から理解できる。
塹壕はTOS1の使用、バンカーはスマート爆弾で対応できるため、残るのは都市攻略戦ということになる。この場合も都市を後方において、後方を航空やミサイルで攻撃し、前方の拠点を攻略することになる。大砲とMLRS及び戦車、歩兵そして空挺部隊、陸軍航空が一体で方円(又は半円)キルゾーンを設定する。現在、リマン~クピャンスク方面は陣地戦が盛んである。基本的な戦略に変更なく、戦術で対応される。


戦略守勢の深さと厚さはますます増強されている。従って今後も戦略は一貫して実行されるだろう。
なお既に戦術面で追撃戦が接触線全体で実行されており、今後は更に深く前進する可能性が高い。
同時に航空の使用が拡大しているが、今後は更に地上と併せて戦線が拡大すると見ている。

 

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